エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】SKE48・古畑奈和がAKB48“3代目ディーバ”となるも「力不足すぎて…」と納得できず。

SKE48(AKB48兼任)の古畑奈和がバラエティ番組『AKBINGO!』で行われた“第3回AKB48で一番歌が上手いのは誰だ!?”で優勝した。歌手で作曲家の平尾昌晃など、審査員を務めた音楽界のベテランたちも彼女の歌のテクニックを絶賛していた。しかし、当の古畑奈和は今回の優勝を素直に喜べないようだ。

AKB48の“3代目ディーバ”を決める“第3回 AKB48で一番歌が上手いのは誰だ!? ディバチャン”の決勝戦が8月19日の『AKBINGO!』(日本テレビ系)で放送された。前週の放送ではAKB48(兼任を含む)の歌うまメンバー8名、岩田華怜、中西智代梨、古畑奈和、横山由依、田野優花、岡田奈々、後藤萌咲、大森美優が自分の自信がある楽曲(AKB48のものは除く)を歌った。今回は勝ちあがった中西智代梨×古畑奈和、岡田奈々×大森美優の対戦から始まり、決勝に古畑奈和と大森美優が残った。

審査員はAKB48のCD制作プロデューサー・湯浅順司氏、歌手で作曲家の平尾昌晃、ロックミュージシャンの高橋ジョージが務めており、専門的な立場からメンバーのパフォーマンスを批評している。

1回戦で『逢いたくていま』(MISIA)を披露した古畑奈和は、2回戦で『おかえり』(絢香)を歌った。高橋ジョージは「ストーリーが出来ており、心が伝わってきた」と評価。平尾昌晃は「絢香もさりげなく歌っているが、古畑もさりげなく歌っている。普通は言葉がハッキリしないのに、ちゃんとハッキリしている。どこで覚えたの?」と感心しており、彼女が「吹奏楽でサックスを吹いていたからかもしれない」と答えると「ケチのつけようがない!」と絶賛した。

古畑は3回戦で「お姉ちゃんがお風呂でよく歌っていた」という思い出のある『Secret of my heart』(倉木麻衣)を歌うと、ひな壇のAKB48メンバーも聴き入った。大和田南那が「すごく好きな曲だけど、自分では難しくて歌えないのにスゴイ!」と目を輝かせてコメントすれば、向井地美音は「なんか、レベルの高いお風呂場だなって…」と古畑の思い出に感じ入った。

彼女の歌声に唸ったのは審査員も同じだ。湯浅順司氏は「息づかいがとても上手い。ウィスパーボイスの使い方もイイ」と解説する。高橋ジョージは「この歌って、ものすごく難しい。変調の前にあるブルーノートという音符に書けないブルージーなところも表現できていた。技のオンパレードだね」と高く評価している。

しかし、3回戦は決勝だけに相手の大森美優も強い。彼女も「夜、外の景色を見ながら聴いて、泣いたことがある」という思い出のある『プラネタリウム』(大塚愛)を歌った。これには“ぱるる”こと島崎遥香が感激して「歌い出しが最高~っ! おめでとうっ!」と勝手に優勝宣言。「まだ、決まってないから!」とMCのバッドボーイズを慌てさせた。

大森美優のパフォーマンスも高橋ジョージから「目を閉じて、歌詞をイメージしながら歌えていた」と評されており、平尾昌晃も「シンコペーションが上手いね。それをさりげなくやっちゃうので、感心した」と褒めていた。

そのような接戦でどのようになるか予想できない状況だったが、結果は古畑奈和が優勝となった。平尾昌晃は「3曲とも自分の力を全て出し切った。“ヒロイン”をしたというところかな」と理由を説明しており、彼女も「SKEのみんな、(AKB48)チームAのみんなっ、やったよー!」と歓喜した。ところが、心の底から喜べてはいないようなのだ。

放送後に彼女は『古畑奈和 Google+』でその件について「優勝できたこと、嬉しいです」としながらも「だけど力不足すぎて、自分の理想とは程遠くて、緊張も表に出すぎちゃうし。頑張らなきゃね」と明かしている。さらには「改めて歌に本気になれるきっかけ」となったことを番組に感謝しつつ、もし次の機会があれば「変わった自分を皆さんにお届けできるように、成長していたいです」という。

番組のナレーションや審査員からも“吹奏楽で培ったテクニック”を歌でも発揮したことが高く評価されていた。だが、古畑奈和が目指すところはもっと先にあるのだろう。昨年、テレビ番組で“握手会の神対応”ぶりが紹介されて一躍知名度の上がった彼女だが、これからはパフォーマンスでも注目されそうだ。

※画像は『古畑奈和 Google+』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)