ロックバンド、THE 虎舞竜の高橋ジョージが、妻の三船美佳と結婚する際に不思議な出来事が起きたという。彼は美佳の父親、三船敏郎とは生前に話したことは無く、できることならば会いたいとの思いを語った。
高橋ジョージと三船美佳が結婚したのは1998年、美佳が16歳となった時のことだ。美佳の父親、三船敏郎は日本を代表する映画俳優として知られるが1997年に77歳で亡くなっている。
高橋ジョージが2月3日放送の『ライオンのごきげんよう』に出演した際に、「できることなら会ってみたい人」として三船敏郎の名前を出したのだ。高橋は下積み時代にエキストラのアルバイトをやっていたが、その時に三船敏郎を見かけたことはあった。その立ち居振る舞いに「素晴らしい人だ」と感激したという。だが、彼が美佳との交際から結婚に至るまでには、父親の三船敏郎に会って話をすることは叶わなかったのだ。
やがて2人は交際の後、美佳が16歳となる日に結婚することとなった。高橋ジョージは「入籍の朝に、夢に三船敏郎さんが出てきたんです。正装して『頼んだぞ』と握手してきたのですが、凄い握力だった」とその時に不思議な夢を見たことを明かしたのだ。
当時は今ほど年齢差のある結婚が多くは無かった。高橋が24歳年下の三船美佳と結婚する時には、ずいぶんとバッシングもあったのだ。そんな状況での結婚だったが、夢のおかげで彼は三船敏郎が結婚を祝ってくれたと感じることができたのだろう。「今、もし会えたら2人で酒を酌み交わしたい」としみじみと話す高橋に、司会の小堺一機は「きっと、夢じゃなかったんですよ」と声をかけた。
高橋ジョージ、三船美佳夫妻は『おしどり夫婦』として知られ、昨年は“「いい夫婦の日」パートナー・オブ・ザ・イヤー 2011”にも選ばれている。きっと三船敏郎も、天国で喜んでいることだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)