米歌姫ブリトニー・スピアーズ（31）のステージは、激しいダンスを伴うカッコ良いパフォーマンスが売り。常に見事な歌声を披露することは難しいという理由から録音済みのテープを用いて“口パク・ショー”を行うことも珍しくないが、そんなブリトニーの生ボーカルのみを収録したとされる過去の映像がこのほど公開され、あまりの酷さにファンもショックを受けてしまった。「これなら口パクのほうがずっとマシ」という声も噴出しているが…。

このほど、ブリトニー・スピアーズが2001年に開催したショーを収録したものとみられる映像が動画サイトに公開され、改めてその生歌に注目が集まっている。一生懸命に歌っているという点は高く評価したいところだが、この歌があまりにもヘタ。声を裏返らせながら唸っている、または喋っているようにしか聞こえないが、その酷さに「映像に手を加えたイタズラなのではないか？」という声まであがっている。

この映像を入手、紹介した米インターネット新聞『ハフィントン・ポスト』は、フェイクである可能性も否定はできないとしつつ、「もうブリトニーに“口パクをやめて”と言うのはよそう」とバッサリ。過去にも口パクをたびたび指摘されているブリトニーだが、今年12月にはラスベガスで定期公演をスタートさせることを考えると、これがフェイク映像ならばトンデモない迷惑行為といえそうだ。

素晴らしいダンスと衣装、そして飽きのこないパフォーマンスでオーディエンスを熱狂させてきたブリトニー。そのショーを観たいという人は多く、ラスベガスでの定期公演に向けてブリトニーも並々ならぬ意欲をみせている。この大事な時期に過去の映像がインターネット上をかけめぐり騒動となってしまったが、ブリトニーのアーティストとしての才能や歌唱力はキッズスター時代より証明済み。ちょっとくらい音を外しても…と思いたいところだが、この映像はあまりにも酷すぎた。ねつ造である可能性が高い気もするが、今のところブリトニー側からの正式コメントは出ていない。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）