このほどファッション誌『ハーパーズ・バザー』最新号の表紙を飾り、特集インタビューに応じた女優のグウィネス・パルトロウ(40)。彼女はそこで「一度だけボトックス注入を試して懲りた。ジョーン・リバーズみたいな顔になったから」と失礼な発言を放ってしまった。ところがそれについて、リバーズからとても面白い反応があったようだ。
『ハーパーズ・バザー』5月号で、「美容に関しては恐らく全てのものを試したと思うけれど、美容整形手術だけはまだ。ボトックスは一度やって懲りた。ジョーン・リバーズみたいなクレイジーな顔になったから」などと告白したグウィネス・パルトロウ。
人気ファッション誌ということもあり、読者もメディアもこれには大きく反応。ボトックスの失敗談の中で特定の女性の名を挙げてしまうとは、パルトロウもうかつな失言を放ったものである。だが名指しされたジョーン・リバーズはありがたいことにコメディ女優で、口も悪いが自虐ネタも好きという“イタさ”が売りの79歳である。
リバーズはこの件に関し、12日に米誌『People』に電話をしたそうだ。そこでは「グウィネスが私の番組(『ファッションポリス』)」を見てくれているなんて嬉しいわ」と話し、痛烈なギャグを連発させたことを同誌が報じている。
「私ね、本当は文書で対応しようかとも思ったのよ。でも指にまでボトックスが入っているもんだからタイピングなんて無理。ガハハハ!」
「ボトックスをしたら、ジョーン・リバーズみたいな恐ろしい顔になったですって? 笑わせるんじゃないわ。グウィネスはボトックス“なし”の私の顔を一度見てみるべき。もっと怖がるはずよ。」
さんざん米誌『People』のスタッフを笑わせてくれたというリバーズ。さすがコメディ界の大ベテラン、これが正統派の女優であったらこうは行かなかったであろう。今頃弁護士を呼びつけ、パルトロウを名誉棄損で訴えることを検討していたかもしれない。
「私はね、美容整形ネタで叩かれるのは全然OKなの。だってシャー・ペイ犬みたいにシワシワになるのがイヤだったら、ボトックスに頼ればいいじゃない。それをムキになって“やっていません。私はナチュラルビューティ、あなたたちとは違うんです”なんて主張しているようでは、女もまだまだだなって感じるわ。」
パルトロウに対してであろうか、最後は女性の意識改革について少しばかりマジに説いたリバーズ。確かに彼女は「分かってるでしょ。私の頬や瞼はまったく動かないのよ!」といった自虐ネタで爆笑を買っている。パルトロウはこの潔さにも「おおイヤだ、こうはなりたくないわ」と思って見ているのであろうが、彼女にもいずれこのリバーズのように開き直る時がくるのでは…!?
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)