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writer : maki

【エンタがビタミン♪】100mを11秒で駆け抜ける! 百獣の王・武井壮がTEPPENで本領発揮。

百獣の王を目指す男、武井壮がテレビ『TEPPEN 2013』の100メートル走部門で優勝した。お笑い界で最速といわれるワッキー(ペナルティ)や元国体陸上選手などの強豪をぶっちぎる圧勝だった。彼のブログには、その速さに感動したファンからのコメントが届いている。

武井壮は昨年、テレビ『うもれびと』で取り上げられてその存在が注目されたことをきっかけに、人気番組『笑っていいとも!』のレギュラーになるなど、タレントとして活躍している。その彼が、実は陸上・十種競技元日本チャンピオンで100mのベストタイム・10秒54の記録を持ち、39歳の今も10秒83を出すというのだ。

だが、そうした経歴の一方で「百獣の王になるために、トレーニングを積んでいる。これまでのシミュレーションではすべての動物に勝ってきた」など壮大な話もするために、どこまでが本当なのか分からないキャラクターでもあるのだ。

ところが、1月5日に放送された『芸能界特技王決定戦 TEPPEN 2013』では、その武井壮が実力を見せつける結果となった。100メートル走部門の参戦者には“空中アクロバット競技のプリンス”として並外れた身体能力を持つ19歳の聖也や、元国体陸上選手でモデルのダン アベ、中学から高校まで陸上一筋という芸人・おねだり豊などアスリート並みの実力派もいた。

前回はダンテ・カーヴァーに敗れて準優勝に終わったものの、お笑い界で最速といわれるワッキーが優勝候補とされたが、トーナメント初戦で聖也に敗れるという波乱が起きた。そんな中で武井壮は相手を寄せつけない速さで走り、途中で相手を何度も振り返る余裕すら見せていた。予選を勝ち抜いて「決勝では最速を出すように調整していきます」と力強く話す彼には、五輪選手のような威厳さえ感じられたほどだ。

一方で、予想外の速さで驚かせたのがおねだり豊だった。だが、「このために、みんなに協力してもらってトレーニングを積んできたので絶対に勝ちます」と気合いが入る彼でさえも、決勝では武井壮に大きく差をつけられて完敗した。

タイマンで速い方が勝ち抜くTEPPENではタイムには触れないが、決勝については進行役の高島彩から「武井さんのタイムは11秒でした」と発表されたのだ。陸上競技経験者が全く敵わない彼の速さが、タイムで証明されたのである。

武井壮のブログ『全開武井の動物百番勝負!目指せ百獣の王!!』には、『TEPPEN 2013』を見た読者から「武井さんやっぱり凄いです!」などのコメントが届いている。「ナイススプリントでした! めちゃカッコ良かった」、「TEPPENおめでとうございます!! 心ぜんぶ持っていかれました」、「優勝おめでとうございます。11秒に驚きました」と多くのファンが感動しているのだ。

「体がバネみたいで、集中力があってかっこよすぎ。オリンピック目指してほしいです!!」という内容もあるが、武井壮はブログで「今年は40歳になる。オレのボディは20歳の時と同じスピードで100mを走る…2013年をもっと速く走るぜ」と新年の抱負を綴っている。彼がさらに速く走れば、再びアスリートとして活躍する可能性もありそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)