イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】仏女優エマニュエル・ベアール激白。「私のふっくら唇は整形の失敗によるもの。」

フランス人女優ながら、『デブラ・ウィンガーを探して』や『ミッション:インポッシブル』など、ハリウッドでも活躍してきたエマニュエル・ベアール。コケティッシュな顔立ちはそのままだが、すでに48歳になっていた。ただし彼女の人気の秘訣でもあった「ふっくら唇」、それは整形の賜物であったようだ。

トム・クルーズとの共演で、32歳の時に撮影されたのが『ミッション:インポッシブル』。その華である“クレア”を演じたベアールの大きな瞳と小さな鼻、ぽったりと厚い唇ながらも小さな口元は、女性の全ての願望を組み込んだような理想の美貌。男性たちはすっかり彼女の虜になってしまった。アンジェリーナ・ジョリーのトレードマークのように言われている「ふっくら唇」だが、以前はこのベアールの唇に人気が集まっていたのだ。

そんなベアールがこのほど『ル・モンド』紙とのインタビューで、自分の唇は整形による人工的なもの、しかも“失敗作”であったことを明らかにした。女優デビューした4年後の27歳にその手術を受けたそうだが、当時はまだ医師の腕が熟練していなかったのか、さんざんな仕上がりに後悔してしまったという。

「自分のボディパーツをちょっといじってもらって、その出来に満足ならやり直す必要なんて無いわ。でもすごく雑な施術だったのか、私の唇はぶざまに変形しただけ。到底我慢できるものではなかったのよ。」

美容整形に関し、彼女はそれまで長いこと「したい。しなくては。した方がいい」などと、半ば取りつかれたかのように自問自答を繰り返していたそうだ。だが、その唇の仕上がりに対するショックと続いての「やり直し」を経て、結果をハッキリと予想出来ない美容整形への嫌悪感が生まれ、以後は完全に興味を失ってしまったという。

「でも今は注射をちょこっとするだけで唇がふっくらする、そんな時代でしょう? 参っちゃうわよね。二度と顔をいじらないと決めた私は、この先どう老いと闘って行こうかしら。」

ただし、意を決して美容整形に臨む女性たちのことは、絶対に否定しないとベアールは寛容に語る。美醜は女性の性格にも微妙に反映されるものであり、美容整形によって満足感を手に入れた途端に明るくなった女性をしばしば見てきているからだそうだ。

「特に映画の世界は、女性への美しさや若さに対する要求が厳しいの。長年ここで頑張るのはラクじゃないわ。」

俳優ダニエル・オートゥイユとの間に生まれた娘と、音楽プロデューサーとの間に生まれた息子を育てるシングルマザーであったベアールだが、4年前には俳優ミシャエル・コアンと再婚。ベルギーで暮らし、TV女優として活躍しながら、飢餓に苦しむ東南アジアの子供たちのための慈善活動に励んでいるそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)