ドイツ中部の街ゲッティンゲンで先週末、性教育の授業の際に使用される備品が何者かによって盗まれた。

この備品とは、木製のペニス7本、そして100個のコンドームで、被害総額は約200ユーロに上っている。

しかし、このコンドームは性教育のデモンストレーション用に作成されたものであり、本来の目的のために使用するには適していないものである。もし、そうとは知らずセックスの際に使用した場合、性感染症の拡大や望まれない妊娠といったリスクが発生する可能性も生じるという。

そのため警察は盗んだ者に対し、「盗んだコンドームはセックスの際に使用しないでほしい。それらは本来の性教育用に再び使用することができる。元の場所に戻してもらうのが一番だが、それが難しいのであれば、こちらで元の場所に返すのでわかり易い場所に置いてほしい」という声明を出している。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）