人気グループSMAPが、今年デビュー20周年を迎えて9月9日に記念イベントを行った。それから約2か月後にメンバーの香取慎吾がテレビ番組で、そのイベント終了後に行われた打ち上げの様子を語った。
国民的アイドルSMAPがデビューした20年前にデビューイベントを行ったのが西武園ゆうえんちだった。今回彼らが20周年記念に9月9日開催した『SMAP AID SPECIAL FAN MEETING 2011』の会場に選んだのがその地だったのだ。
11月6日に放送された『笑っていいとも!増刊号』の中で、SMAPの香取慎吾がその時の様子を語った。SMAPの5人は当日、デビューイベント時のような黄色い衣装を着て、同じバンに乗って会場へ移動した。「珍しく、みんな一緒の車に乗って『黄色い服懐かしい~』なんて盛り上がっていた」と話す香取は、5人がデビュー時のようにはしゃいでいたことが嬉しそうだった。
イベントは元メンバーの森且行の話題なども飛び出してトークも盛り上がり、ミニLIVEや握手会も行われて大成功に終わったのである。
香取はイベントが終了して楽屋へ戻り、SMAPメンバーやスタッフがガヤガヤとしている中で『20周年の打ち上げってどんな事になるのだろう』と期待で胸を膨らませて一旦、トイレに行ったのだ。
彼が、トイレから戻るとそこには信じられない光景が待っていた。「誰もいないの! 帰っちゃって、がら~んとしてた」と香取はその様子を思い浮かべながら話した。話す彼の目は宙を見るようであり、当時は相当にショックだったことが伝わる。
だが、その時「草なぎ剛だけはいた」と香取は話を続けると、「剛は楽屋に置いてあった弁当を食べながら『これ! うまいね~! どこの弁当!?』と一人で満足そうだった」と言うのだ。これには香取も二重で呆れてしまったのである。
楽屋にはスタッフが数人残っており、香取は缶ビールをなんとか4~5本ほどかき集めてもらい、ささやかながら乾杯した。「20周年イベントも成功しました! 乾杯!」と彼が音頭を取り「20年前もここでやったんですよね~」など語っていると、乾杯もせずに弁当を食べていた草なぎが立ち上がり「慎吾! 俺帰るわ!」と帰っていったのだ。
完全に気勢をそがれた香取は「帰るの? じゃあ俺も帰ろうかな」とスタッフにお疲れ様と言いつつ楽屋を後にしたのである。
そんな、香取慎吾の話をスタジオで聞いた“いいとも”の共演者、ロンブー淳が「そんなだったら、俺で良ければ仕切るけどね」と部外者ながら打ち上げの幹事を申し出ていた。「次は25周年かな?」と彼が言うと、香取は「いや、20周年で無かったから、もうやることは無いと思う」と断言していた。20周年の打ち上げが無かったことを、彼は一生忘れる事はないだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)