妊娠8ヶ月の恋人を殺害し、その遺体を冷凍庫に隠していた36歳の男が逮捕された。フランスに不法滞在していた男は、殺害後自分の母国へ逃亡したが、その後自らの犯行と現在の居場所を警察に連絡した。その結果、逮捕されフランスに舞い戻ることとなった。

パリ近郊の街ヴィルヌーヴ＝ル＝ロワに住むこの男は、妊娠中であった25歳の恋人を撲殺後、自分の母国であるコンゴ民主共和国へ逃亡したが、後になってフランスの警察に電話で自らの犯行と現在の居場所を告げたため、逮捕されるに至った。その後の供述によって、ヴィルヌーヴ＝ル＝ロワにある男の家の冷凍庫に隠されていた女性の遺体が発見されている。

男が女性を殺害した理由はまだ明らかとなっていないが、犯行前、男は女性をアフリカの病院に長期入院させるために家を空けるという理由で、2人の間に既に生まれていた1歳の息子を近所の住人に預けていたことからも、この殺害が計画的なものであったのではないかと推測されている。

男と女性は滞在許可証の申請をしないままフランスに不法滞在していたため、裁判所の判決次第で、この息子は両親の母国であるコンゴ民主共和国に送還されることになると見られている。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）