アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】これで2人目。ネルソン・マンデラの隠し子が続々登場。(南ア)

有名人によくある隠し子騒動。今回は元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラの隠し子が現れた。隠し子といってもマンデラ氏の政治活動が最高潮に達していた頃なので、現在彼女はすでに63歳。ちなみにマンデラの隠し子と言っているのは彼女で2人目。結婚歴が3度あるマンデラ氏、政治活動だけがお盛んではなかったようだ。

今週、ある新聞にネルソン・マンデラの子供と主張したのが、プレトリア北部に住むオニッカ・ニェムベジ・モトアさん。1947年に生まれたモトアさんの母親ソフィアさんは、当時プレトリアでメイドとして働いていたときにマンデラ氏と出会った。ソフィアさんとマンデラ氏の密会はすぐに問題を抱えることとなる。それはソフィアさんがモトアさんを妊娠してしまったことだ。ソフィアさんの両親は、当時政府から要注意人物として目をつけられていたマンデラ氏の子供を妊娠していると知ると、ソフィアさんを人目のつかないところへ隠した。日に日に厳しくなるアパルトヘイトの取り締まりにソフィアさんの家族は恐怖を覚え、ソフィアさんはマンデラ氏と連絡を取ることをやめた。

そんなことなどまったく知らないモトアさんですら様子がおかしいと思い始めたのは、モトアさんが仕事を見つけるためにプレトリアへ移った時。モトアさんは周りから虐待され、もちろん仕事もすぐにクビ、黒人たちからでさえもひどい扱いを受けたそうだ。理由がわかったのは彼女が21歳のとき、ある白人が彼女を指差して「マンデラの子供だ」と言ったのだ。彼女の顔がマンデラ氏とそっくりだったからだ。その後、育ての父からモトアさんがマンデラの子供だと告げられた。

「そういえば卒業試験の勉強をしているときも、周りは政治の勉強をしていると思っていたらしい」と当時を振り返ってもマンデラ氏との見えないつながりは強かったようだ。

ソフィアさんはモトアさんに父親に関して何も告げないまま2003年に亡くなり、真実を知るのはマンデラ氏のみとなった。

63歳の現在でもマンデラ氏の面影があるといわれる面立ちのモトアさん。ソフィアさんの死以降、モトアさんはネルソン・マンデラ財団やマンデラ氏の自宅へ行きマンデラ氏と会おうと試みたがガードが固く、未だ進展はないそうだ。

ちなみに、彼女の前に隠し子だと公表した人物がいる。ンポ・ピュールさんといってモトアさんよりも2歳だけ年上の1945年生まれ。マンデラ氏に会うために12年以上もの歳月を費やしたが願いはかなわず昨年亡くなった。

これからもマンデラ氏の子供は出てくるかもしれないが、まずは92歳のマディバから意識のしっかりしているうちに真実を聞きたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)