writer : techinsight

住まいをシェアする、新しい一人暮らしの形 「東京シェア生活」出版

新年度に向けて、ルームシェア、ハウスシェアを検討している人は必見だ。新しいライフスタイルを提案する『東京シェア生活』が書籍として出版される。

これは株式会社ひつじインキュベーション・スクエアが発表したもの。シェア住居専門メディア「オシャレオモシロフドウサンメディアひつじ不動産」監修による最先端シェア住居を一挙紹介する書籍『東京シェア生活』が出版されることが決まった。

「ひつじ不動産」
国内最大のシェア住居データベースを提供する専門メディアだ。専門的視点から独自の掲載基準を規定し、現在までにのべ180社の運営するおよそ8000戸の物件を掲載。全物件の訪問および審査を実施し、高品質なデータを提供している。

「ひつじ不動産」のユーザーの多くが20代後半の女性であり、経済的メリットを中心とする従来のムーブメントとは異なる。そこで今回「ひつじ不動産」では、一人暮らし以上に充実したライフスタイルとして積極的に選択されるシェア住居に注目。その紹介を主眼とした書籍として『東京シェア生活』を出版することを決めた。

『東京シェア生活』では、「ひつじ不動産」の紹介する個性あふれるシェア住居の物件写真や入居者インタビューを収録。また、自分と相性の良いシェア住居の探し方や生活の注意点、Q&Aなども掲載しており、シェア生活に興味を持つ人の多くが抱く疑問に対して専門媒体の豊富な知識と経験を元に答える内容となっている。

収録されている物件は都内を中心に、バウハウス南千住、シェアプレイス読売ランド、ソーシャルアパートメント恵比寿。東京コマドリ南青山3丁目恋の家、下北沢Pinosなど15物件だ。

これまで「シェア」というと、家賃が安い代わりに「狭い」「汚い」「風呂トイレ共同」「生活スペースが限られる」などマイナス面が取り上げられがちであった。長屋のように緊密な共同体的コミュニティで、その対象は学生など若年層向けとされてきた。

しかし『東京シェア生活』ではそうした従来のイメージを排し、より現在のシェア住居拡大の実態を反映した、「任意性の高い自由な交流感覚」「20代から30代前後の単身社会人層による利用」「新たなライフスタイルのために作り込まれた物件」といった最新のトレンドを積極的に提示している。

過去の「シェア」の概念を越え、より成熟したライフスタイルの選択肢へと変化しつつあるシェア住居の最前線を網羅的に紹介する、初めての書籍だ。新年度に向けて居住環境を一新したいという人は必読の書と言えよう。

「ひつじ不動産」が監修する『東京シェア生活』は、株式会社アスペクトから2月25日に発行されており、定価は1470円。全国の書店などで販売されている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)