アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】南ア人男性の死亡原因ナンバー2は「暴力による死」。南アフリカは世界平均の7倍乱暴?

南アフリカのある調査によると、喧嘩などの暴力行為は世界平均の7倍高いそうだ。さらに暴力行為は飲酒中に起こるものが多いという調査結果も出ている。

南アフリカの「the Soul City Institute」社によると、南アフリカ人の喧嘩などの暴力行為は世界平均の7倍、アフリカ大陸でも各国より30%以上も高い割合となっている。暴力によって死に至るというケースは男性の死亡原因の第2位に挙げられているほどだ。

ちなみに暴行による死のうち53%はアルコールが関与しており、死に至らない暴行事件の場合でも73%がアルコール関与だという調査結果も出ている。

南アフリカは世界の中でも最もアルコールを消費する国と言われている。南アフリカ人の平均アルコール消費量は一人当たり年間20リットルにものぼる(ちなみに日本は平均7.5リットル)。特に週末の酒盛りは深刻な問題となっている。南アフリカでは350mlもしくは500mlの缶が6つセットで売っているが、それは単なるスターターに過ぎない。そこからさらにビールもしくはワイン、ウィスキーなどアルコール度数の高いものへと移行していく人が多い。アルコールは暴行事件へと発展するだけでなく、HIVの危険性も大いにあると調査会社の人は言う。「飲みすぎるといつもと違う行いをしてしまいコンドームをつけないでセックスをしてしまう人が多い。」調査に協力したアルコール飲酒者は「飲むこと以外することがない」と言っていたそうだ。

ケープタウン大学の公衆衛生専門家によると、南アフリカ人の4分の3は危険なレベルまで飲酒する傾向にある。ケープタウンだけでもアルコールによる死亡が毎月300人は報告されている。これは他国では国家的危機に値するレベルだと警鐘を鳴らしている。

ワールドカップで南アフリカを訪れる人々は、お酒を過度に飲みすぎて喧嘩を起こすという典型的な『たちの悪い酔っ払い』南ア人をいたるところで目にするのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)