NTTPCコミュニケーションズは、2週間の保管期間限定で1GBまで無料で使える、オンラインストレージ『モバイルフォルダ』を2010年2月10日から提供開始する。
動画ファイルなどの大容量ファイルの受け渡しに威力を発揮しそうだ。

『モバイルフォルダ』を利用することにより、外出先でセキュアにデータを取り出すことが可能だ。モバイルパソコン内やUSBにデータを入れて持ち歩く必要がなくなるので、データ紛失のリスクを回避することができる。

使用するソフトは、「Windows XP」、「Windows Vista」、「Windows 7」 に標準搭載されているWebDAVクライアントソフトで、通常はブラウザからアクセスできるので、使用OSの違いなく利用できる。

用途に応じ、一時保存タイプ(無料)、有料プランの2種類が用意されており、無料で使える一時保存タイプは2010年2月10日から提供開始され、保存データを頻繁に入れ替えたり、USBメモリ等によりデータを持ち出す機会の多いユーザーに便利だ。フォルダ上のデータを消し忘れた場合も、一定期間経過後に、データが削除されるので、安心である。

常時保管可能な有料プランは2010年4月1日から提供開始が予定されており、通常のオンラインストレージとして利用できる。

USBメモリは便利だが、危険なのは紛失時の情報漏えいである。データ受け渡し手段として、モバイルフォルダをデフォルトとしておき、USBメモリーを全廃することで、漏えいのリスクも回避され、またAutorun.exeなどのUSBメモリー媒介型ウィルスの感染リスクも下がるであろう。
（TechinsightJapan編集部　真田裕一）