アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】瀕死の象。助けるべきか?放置すべきか?(南ア)

南アフリカに旅行に来たなら必ず行きたい場所の一つにゲーム・リザーブ()がある。しかし、このゲーム・リザーブで動物が病気で苦しんでいたら、助けるべきか?それとも自然の流れと見て放置するか?

ある有名なゲーム・リザーブで、出産合併症で2週間以上も苦しんでいる象がいる。Animal Rights Africa (ARA)は「なぜ象を助けないのか?」とゲーム・リザーブのオーナーに詰め寄っている。一方、ゲーム・リザーブ側では、自然的なプロセスに関して干渉しないことがポリシーと主張。このゲーム・リザーブのオーナーは、SAナショナルパークやクルーガー・ナショナルパークなどと動物管理に関しての方向性を統一しているため、自分一人の考えで自由にすることは出来ないとも述べている。

ARAがSAナショナルパーク社長に尋ねたところ、どんな状況であっても自然界の干渉をしないというポリシーは守らなければならないと回答している。ところが、SAナショナルパークの総支配人は、「もし動物が苦しんでいて、助けられるのならば干渉するというのがポリシー」と、意見が異なっている。今回の場合では象を速やかに診断すべきだと述べている。ARA側は「動物愛護と管理義務はゲーム・リザーブでの経営では重要なこと」としてこの意見に同意している。

象を助けることは自然界の秩序を乱すのではないかと考えるべきか、動物保護区にいるのだから保護すべきと考えるべきか・・・とりあえず、会社のポリシーは統一するべきかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)