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手のひらサイズの無線LAN内蔵型モバイルWiMAXルータ 「AtermWM3300R」を発売 NEC

NECならびにNECアクセステクニカは、無線LANを内蔵したモバイルWiMAX対応ルータ「Aterm(エーターム)WM3300R」を商品化し、2009年10月27日より販売する。
WiMAX端末がなくても、回線契約をして本機を持ちあるけば、都市部ならいつでもどこでもネットに接続できる。

本機は屋内外での利用を想定した、持ち運びに便利なWiMAXルータ。携帯電話ほどの約145gという質量に加え、手のひらサイズを実現(約94(W)×67(D)×22(H)mm)。また、充電池パックにはリチウムイオン電池を採用しており、外出先でも約2.5時間の利用が可能。

さらに、USBケーブルでパソコンと接続してUSBアダプタとしての利用が可能。パソコンからのUSB給電で動作するので外出先で電池がなくなった場合にも安心だ。

新商品は、UQコミュニケーションズ株式会社が提供するモバイルWiMAXサービスおよび、UQモバイルWiMAX網を利用したBIGLOBEなどの MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するサービスに対応しており、下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの高速通信が可能(注3)。モバイルWiMAXサービスに対応しているので、屋内外を問わずインターネットへの接続が可能。WiMAXの通信状態をLEDランプで表示するので、WiMAXサービス利用可否の確認が容易。

無線LANの接続設定をボタン操作だけで自動設定できる「らくらく無線スタート」に対応。これにより、無線LANの煩わしいセキュリティ設定が不要で、スムーズな初期導入設定ができる

Windows 7に対応。「らくらく無線スタートEX」もWindows 7に対応するため、無線LAN内蔵パソコンやAtermシリーズ以外の無線LAN端末(子機)との無線設定も容易に行うことが可能だ。

基本的にWiMAXと無線LANをブリッジするモジュールであり、会社の昼休みなど、昼食先に持ち歩き、携帯ゲーム機でネット対戦といった楽しみ方もできる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)