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”反発なんか怖くない”。唯我独尊、楽天をファンが見限る日。

10月18日付けのスポーツニッポンによると、17日に行われた楽天-ソフトバンクの試合後のセレモニーで、野村監督が仙台の楽天ファンに退団を告げた。ファンからは来季続投も願われている野村監督だけに、球団への風当たりが気になるところだ。

試合は今季限りで楽天を去る事が決定している野村監督の鬱憤を晴らすかのような連勝。仮に日本一になったとしても来季の契約はないとまで言われただけに、日本一へ向けて突き進んでいる現状は野村監督にとっては笑いが止まらないはずだが、この日のセレモニーでは思わず言葉を詰まらせる場面もあったという。

ファンからはどうしてやめないといけないのか? という声も挙がっており、楽天の初代監督である田尾安志氏が辞めた時を思い出す。あの時も球団ができてわずか1年で田尾氏との契約を断り、その後に来たのが野村監督だった。楽天の三木谷会長が強く望んでの野村監督誕生だったはずなのだが。心配されるのは来季へ向けてファンの反発が強くなることだろう。このような監督とのゴタゴタを繰り返すような球団に、ファンがどこまでついて行くか?
ファンの反発をも恐れない楽天球団のやり方には、ある意味敬服さえするところだ。
(TechinsightJapan編集部 林裕之)