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胎児性アルコール症候群(FAS)というのは、女性が妊娠中にお酒を飲みすぎるのが原因。適度な栄養が胎児に届かず、出産後に様々な機能障害が見られる。日本では1000人に0,1~0,05人推定(1991年)だが、果たしてお酒大好き南アフリカ人はどうだろう。
南アフリカの妊婦はかなり規制が緩い。医者に控えるように言われながらもタバコを吸い、お酒を飲み、食べたい物を食べ丸々と太った妊婦は日本人妊婦に比べるとはるかに多い。また、出産後も「ビールはお乳の出がよくなる」と言って飲み、授乳後にタバコを吸うなどやりたい放題。子供への影響がいかほどのものか、今回ようやく明らかになった。
FASの症状としては、薄い上唇や短い眼瞼裂など特徴的な顔貌や、発育の遅れ、そして中枢神経の問題などが挙げられる。
南アフリカ保健省によると、北ケープ州のドゥ・アール(De Aar)という街が、7~8才の児童でFASの割合が最も高いと発表した。保健所の調べによると、検査対象は地区の小学校7校からグレード1(7~8才)の生徒534名、結果は半数以上の児童にFASと思われる症状が見られた。ドゥ・アールでは1,000人に103人の割合と、日本のおよそ1,030倍、南アフリカ国内で最もFASの症状が高い。
保健省はハウテン州と西ケープ州でもFASの割合が高いと指摘。また、ワインの産地で知られる西ケープ州のウェリントンという町でも同様に高い割合という結果が出た。ウェリントンの小学校12校計992名からは、46名の児童がFASと診断された。つまり、1,000人に46,8人とこれも高い割合。
また、FASの症状を持つ児童は一般に街よりも田舎のほうが多く、約5倍も違うそうだ。
子供への影響は胎児から始まっているという事実に母親だけでなく、横でタバコを吸う父親にもわかってほしい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)
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