南アフリカの犯罪防止活動の一環として路上生活者の保護がある。先週の金曜日の夜だけで、ヨハネスブルグ中心街で250人が逮捕された。彼らの罪状は、挙動不審、公然わいせつ・・・つまりは路上生活者ということだ。
警察が声を大にして主張しているのは、決して外国人を対象としているわけではないこと。特に国外逃亡してきたジンバブエ人は寝る場所も無く路上で夜を過ごしている人が多い。警察はそれを否定しており、現に逮捕者の中には南アフリカ人も含まれている。「今回の一斉検挙は決して住処のない外国人ではなく、ビジネス街の歩道や裁判所の入り口付近で寝泊りしている人々を対象としている。人々が入り口でたむろしていて裁判官が建物に入れないなんてことになったら、何か対処を講じる必要がある」という。
しかし人権保護団体などは、「逮捕者たちが犯している罪は、非常に貧困であることと住む家が無いことだけ」と今回の検挙に猛反発。逮捕者の中には逮捕に至るまでの間に負傷した人もいるとのこと。それに対しても人権団体は怒りを露わにしている。
一方警察の主張は「逮捕者は路上で生活をしていたため」と一貫している。裁判所やビジネス街のオーナーからの苦情が相次いであったことも今回の逮捕劇を誘発している。逮捕者は男性は300ランドの保釈金で釈放、女性と子供は訓告で解放しているそうだ。保釈金が払えない男性は月曜日に裁判所へと行くことになる。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)
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