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【アジア発!Breaking News】象に乗って親孝行。スコータイの一風かわった伝統行事(タイ)

2009年4月12日 7:00

先日、スコータイで一風かわった伝統行事が行なわれた。それは、タイにおいては男性が一度は経験をすべきものとされている出家なのだが、その方式が一風かわっているのである。




スコータイはその昔、王朝があった場所だ。
よって、スコータイには数多くの遺跡があり、タイの中でも観光スポットとして非常に名高い場所である。

そのスコータイにて、7日、一風かわった伝統行事が行なわれた。

この伝統行事は、スコータイ県シーサッチャナーライ郡ハートシアオ村で行なわれた。今月13-15日までのソンクラーン(タイ正月)の行事の一環として、地域住民はとらえている。

では、この一風かわった伝統行事とはどういったものかというと、一言で言えば「出家」である。
タイの男性は一生に一度は、出家をすべきものとされている。いわば通過儀礼みたいなものである。出家をすることによって、徳を得、それを母親や先祖に送るのである。これは、最高の親孝行とされている。

さて、この地域の男性も当然のごとく出家するのであるが、ソンクラーンの期間中には一風かわった形で出家が行なわれるのである。それは、出家をする者が、象に乗って行列をなすのである。

このときは、象はとてもきれいな衣装を身にまとう。そして、象の顔には化粧も施される。
こうしたきらびやかな象が、出家を控えた男性を乗せて、列をなして歩くさまは、まさに壮観であり、毎年この地域の住民はこの行事を非常に楽しみにしているという。

この行事の始まりの理由は詳らかではない。しかし、人々の話によると、160年以上の歴史を持つという。

今年の出家者は21人いた。よって21頭の象が準備され、この象に乗って寺まで練り歩き、無事出家が済まされたという。
地域住民は、踊る人あり、象を眺める人ありで、大いに盛り上がったという。

タイの象徴ともいうべき象に乗って、出家をするというのはまさにタイらしくて面白いものである。
よくタイの社会では、出家をする男性の母親は、息子の最大の親孝行を前にして涙するというが、象に乗って列を成す息子の姿は、母親にとってなおいっそう印象深いものになるのではなかろうか。
(編集部:若曽根了太/From Bangkok)

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