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今回の【ドラマの女王】は、フジテレビが立て続けに送る新春スペシャルドラマ第3段『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-新春スペシャル』。前作同様クールな山ピーと、前髪がうっとおしいガッキー、キツイせりふを吐く恵梨香などの「若すぎる」研修医達が繰り広げる医療の現場の数々。2005年に起きた、JR福知山線脱線事故を思わせる鉄道事故が起き、ドクターヘリで事故発生現場に急行した研修医たち。多くの死傷者が出て、救出を待つ負傷者が待つ現場。彼らの活躍はいかに・・・
車内のシートの下敷きになった少年を助ける為、工業用ドリルで少年の頭蓋骨に穴を開け、溜まった血液を抜く緊急手術を要する事態に見舞われた藍沢(山下智久)、患者の「命」の優先順位を決めなければいけない白石(新垣結衣)、事故の二次災害で大ケガをした緋山(戸田恵梨香)、それぞれの緊迫した状況が描かれる。同僚の浅利陽介、フライトナース役の比嘉愛未もストーリーを盛り上げ、指導医・黒田役の柳葉敏郎、ドクター・ヘリのパイロット役の寺島進もしっかりと脇を固める。
「大きな迷い」、「失敗」、「そこから得る勉強」をくり返して彼らは大きく成長していく。
人物構成から、研修医たちの衣装・髪型など何から何まで、米ドラマ『グレーズ・アナトミー』のパクリから始まったこのドラマ。本編終了後、半年の間に研修医達はずいぶん成長したようだ。本家のドロドロ恋愛が無くてもちゃんと見れる。手術シーンもかなりリアルだ。
一見「若すぎて頼りない」ように見える研修医たちだが、ドクターヘリに乗り込んで、緊急な場合でも常に迅速な対応を迫られるこの仕事はまさに「体力勝負」。ある程度若くなければ勤まらないので、実際彼らのような若いドクターが多く任務に就いているのだそうだ。
現実に、今こうしている間にも命の現場で神経をすり減らしている若い先生方がいる。
このドラマは、千葉県の病院で実際に活躍している本物のドクター・ヘリの協力を受け、日本の医療現場のコマーシャルも兼ねる。「命」を救う緊急救命の必要性を一人でも多くの人に知ってもらいたいという事だろう。
颯爽とヘリに乗り込み、患者の命を救う山ピー達はとにかくカッコイイが、今日本の若い研修医達は人手不足による過重労働で皆疲れきっている。それはひとえに「医師不足」では解決できない深い問題で、「医療ミスを恐れて」歯科や眼科に集中する医学生を責めても始まらない。現場を省みずにコロコロ政策を変える国の「お役人仕事」や不公平な診療報酬、その他いろいろな問題が山積みになっているからだ。誰もがいつお世話になるか分からない医療について考えるのは大事だ。みんなが「ドラマだけ見て無関心」では研修医達に明るい未来は無い。
(編集部:クリスタルたまき)
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