
![]() |
|
|---|---|
![]() |
|
![]() |
|
アンケートに協力いただきありがとうございました!
「モンスターエンジン」(吉本興業)をご存知だろうか。baseよしもとで活躍する若手お笑いコンビで、2007年の「オールザッツ漫才」(毎日放送)で優勝するなど、今一番の注目株だ。大阪を中心に活動しているが、全国放送でもちらほらその姿を見ることができるようになってきた。
モンスターエンジンはやや肌にざらつきがある西森洋一(29)と、色の白い大林健二(25)のコンビ。漫才では大林がツッコミ、西森がボケだ。彼らの漫才はやや平凡な印象こそあれど、地に足のついた安定感がある。「ABCお笑い新人グランプリ」新人賞、「NHK上方漫才コンテスト」優秀賞、「BGO上方笑演芸大賞」新人賞などの輝かしい受賞歴がそれを裏付けていると言えるだろう。
しかし、今彼らのネタでもっとも熱いのは神様コント。神様はコントで使われやすいモチーフであるし、日本の喜劇王・志村けん(イザワオフィス)が得意とするネタでもある。どうしても神様コントというと二番煎じの印象が否めないものだが、彼らのネタはひと味違った。神様がぼけて人間がつっこむというスタンダードではなく、神様が人間に扮して神様を騙すという、“暇を持て余した神々の遊び”なのだ。
導入部のシチュエーションはマラソン大会、居酒屋のチラシ配りなどさまざまあるが、西森扮する人間が大林演じる神に願いをかなえてもらう、または天罰を与えられるという流れはどれも同じ。神の力により西森に異変が起こるが、実は西森も神だった……という、私の筆力では到底おもしろさを100分の1も伝えられないだろうネタだ。人間が出てこない番外編のようなパターンも存在する。
全国区で彼らのネタを見られるのは主に「あらびき団」(TBS系)。レギュラーではないが、そこそこの頻度で出演している。この番組には西森、大林それぞれピンでも出演しているので、機会があれば見てほしい。西森の鉄工所ネタはバリエーション豊富で楽しめ、大林のミスチル仁鶴は鉄板だ。
オールザッツ漫才優勝の余波か、モンスターエンジンはTBS系列の番組に出演することが多い。ネタの長さ、系統はレッドカーペット(フジテレビ系)でも問題ないと思うのだが、いかがだろうか。暇を持て余した神々が赤いじゅうたんの上に舞い降りる姿を見てみたい。
(編集部 三浦ヨーコ)
【お笑い峰打ちコラム】芸人青田買い バックナンバー