writer : ac
下肢が融合し人魚のように見える先天性奇形「人魚症候群」で誕生し、医師に「生存はできないだろう」と言われたブレアー・スパイビーちゃん。1歳5か月で脚の手術を受け、今年2月に5歳になった
両膝下が後ろ向きに生えて融合していた、手術前のブレアーちゃん。生後1日で人工肛門を作る手術を受け、1歳5か月で融合した脚を分離し、両膝下を切断する約7時間の手術を受けた
ディズニー映画『リトル・マーメイド』の人魚、アリエルのドレスを着た手術前のブレアーちゃん。人魚症候群は6~7万人の妊娠に1人の割合で発生し、泌尿生殖器系や消化管の奇形を伴い、子宮内や生後数日で命を落とすことがほとんどという
手術後のブレアーちゃんと母ノエルさん。ノエルさんは妊娠中、医師に「非常に稀で致死的な状態」「胎児のほとんどが腎臓や腸、性器が上手く発達しない」と言われたが、ブレアーちゃんは2月で5歳になった
2019年7月に両膝下を切断し、翌春に短い義足(スタビー)を装着したブレアーちゃん。「生存できない」と言っていた医師も「非常に特別なケース」として驚愕している
2022年夏に初めて、膝下の義足を装着したブレアーちゃん。現在は車椅子を活用しテニスやチアリーディングにも挑戦。この義足で一歩を踏み出し笑顔を見せる