韓国では原則、18歳から28歳の男性に兵役義務が課され、身体検査と心理検査を経て入隊する仕組みになっている。しかし、兵役を避けようとしたある男は、身体検査に合格できないよう故意に暴飲暴食を行い、体重を100キロ超の肥満体にした。韓国のニュースメディア『The Korea Herald』などが報じた。
韓国のソウル東部地方裁判所で現地時間11月23日、兵役を逃れる目的で意図的に体重を増やしたとして、兵役法違反の容疑で起訴された26歳の男(以下、A)に懲役1年、執行猶予2年の有罪判決が言い渡された。また、Aを幇助した友人の男(以下、B)にも懲役6か月、執行猶予2年の判決が下された。
AはBの助言により、兵役に就くための身体検査で重度肥満と判定されるように食事の量を増やしていた。
韓国のニュースメディア『머니s』によると、Aが最初の兵役義務の対象になった時、彼は大学入試などを理由として入隊を延期した。
2022年9月29日には、再びAに徴兵検査の通知が届いた。この時Aは、体格指数(BMI)35以上の高度肥満であれば、実務訓練が必要な通常の兵役ではなく、自宅から通勤可能な代替服務に就けると知り、