「痛みを感じないから」として医師の治療を断ったという。その後の状況については伝えられていない。
そして、この動画が拡散すると、生物学者シジクレイ・マトス氏(Sidcley Matos)が次のようにコメントした。
「あのアナコンダはむしろ小さな個体であり、種の特徴を考慮すると、男性を襲ったのではなく、自己防衛のために反応したと考えられます。個体を噛んだことで、男性の健康に重大な影響が及ぶとは考えられませんが、ヘビに噛まれたのであれば治療を受けるべきです。」
「アナコンダは半水生動物で齧歯動物を食べることがあるため、口の中に細菌が存在します。そのため、噛まれた患部の洗浄や消毒を行わないと、感染症にかかる可能性があります。」
さらに、マトス氏は「あの大きさのアナコンダなら、子供たちを危険に晒すことはないでしょう」と語り、「子供たちを川から引き上げさせるとか、アナコンダを放っておくなど別の方法をとることもできたはずだ」と指摘した。
アナコンダは世界最大級のヘビの一つで、メスはオスよりも大きく、体長8メートル、体重200キロを超える個体もいる。毒はもたず、獲物に巻き付いて息ができなくなるまで締め付けて丸呑みにするそうで、この動画には「助かるためならなんでもするってことだろう」「アナコンダがかわいそうだ」「これは怖いな」「カメラを回していないで、男性を助けるべきだった」「ヘビはチキンのような味だと聞いた」「酔って正しい判断ができなかったのでは?」といった感想が寄せられた。
なお、今年3月にはブラジルのパンタナルで、アナコンダが川沿いの羊を急襲する瞬間が捉えられた。羊は草を食べることに夢中で、川の中にいたアナコンダに全く気付いていなかった。
画像は『The Mirror 「Shocking moment man bites giant anaconda to stop himself from being crushed to death」(Image: Jam Press Vid)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)