ブラジル西部マットグロッソ・ド・スル州ボニートを流れるスクリウ川(Sucuri River)で今月中旬、体長4~5メートルほどのオオアナコンダ(Green anaconda)がイノシシを締め付け、呑み込む光景が捉えられた。ブラジルのニュースメディア『Metrópoles』などが伝えたが、テックインサイト編集部では動画を撮影したツアーガイドの男性に話をうかがった。
ブラジル西部マットグロッソ・ド・スル州に住むチェーリオ・アラウージョさん(Célio Araújo)は、観光業界で25年間のキャリアを持ち、スクリウ川でツアーガイドを初めて9年になるベテランだ。
そんなチェーリオさんが今月18日、観光客を乗せて川を下っていたところ、オオアナコンダの貴重な捕食シーンを捉えることに成功した。
川沿いを一日に3度は散歩し、「スクリウ川は世界で最も透明度が高い川の一つ」と呼ぶチェーリオさんは、当時のことをこのように振り返る。
「川岸近くでいつもとは違う何かが見えてね。ボートを止めて観察することにしたんだ。そしてよく見ると、それがアナコンダだと気付いた。そこでアナコンダが怖がらないように慎重に近付いていったんだ。もしアナコンダが獲物を放してしまったら、撮影は難しくなるからね。」
こうしてゆっくりとボートを川岸へと近付けたチェーリオさんはまず、水上からカメラを回し、巨大なアナコンダがイノシシの体に巻きついて動く様子を捉えた。そして水中にカメラを入れ、