米ミシシッピ州のあるイベントで今月3日、4本の脚を持つヒヨコが孵化した。これは“多肢症”と呼ばれる先天性異常で、ヒヨコが4本の脚で生まれてくる確率は約1000万分の1と言われており、非常に珍しいケースだった。このヒヨコは他のヒヨコたちとは別の場所で飼育されることになったと、米ニュースメディア『KWQC』などが伝えた。
珍しい4本脚のヒヨコは、米アイオワ州スコット郡ダベンポートで小さな農場「Anything’s Kaasable」を経営するゲイリー・カッサさん(Gary Kassa)とメロディ・カッサさん(Melody Kassa)のもとで生まれた。ゲイリーさんは先月30日から今月4日にかけて米ミシシッピ州で行われたイベント「ミシシッピ・バレー・フェア(Mississippi Valley Fair)」に参加し、ヒヨコの展示を行っていた。
この20年間毎年ミシシッピ・バレー・フェアに参加しているゲイリーさんは、「イベント期間中は毎日、30羽ほどのヒヨコを孵化しています」と話す。
順調にイベントを進めていた今月3日午前、いつも通りに孵卵器を確認していたゲイリーさんは、1羽のヒヨコに違和感を覚えた。そのヒヨコをよく観察すると、なんと脚が4本生えていたのだ。
ヒヨコを横から撮影した写真を見ると、通常の2本の脚の後ろ側に2本の小さな脚が生えているのが確認できる。動く姿を撮影した動画には、少しフラフラとしながら移動し、他のヒヨコと一緒に寄り添って過ごす様子が映っている。しかし余分な脚のせいか、