米コロラド州の民家で先月26日早朝、火災が発生した。住人は煙を吸って病院に運ばれたが、家全体に燃え広がる前に消火した。のちに消防署が出火原因を調べるため監視カメラを確認すると、そこには犬がコンロに火をつける姿があったという。米ニュースメディア『USA TODAY』などが伝えている。
米コロラド州のコロラド・スプリングス消防署に先月26日午前4時43分、火災の通報が入った。通報は火災が発生した民家の住人からのもので、「キッチンのコンロから出火し、自分たちで消火した」と説明したそうだ。
通報を受けた4分後に消防隊員らが民家に駆けつけると、住人の話通り、火は消し止められていた。当時、就寝していた住人は、Apple社のスマートスピーカー「HomePod」が高熱を検知したとアラームを発し、それで目を覚ました。階下のキッチンを確認しにいくと、大きな炎に包まれていたという。
消防署が出火原因の調査を行うため、室内に設置されていた監視カメラの映像を確認すると、驚きの事実が判明した。
その映像には、静まり返ったキッチンが映っている。しかし画面左側に、コンロ部分に前足をかけて、その上に置いてあった箱のニオイを嗅ぐ犬の姿が捉えられていた。
そして犬がコンロを離れた直後、コンロの1つが光を放ち始めた。犬が前足をかけた時に、偶然にもコンロのスイッチがオンになってしまったのだ。しかも不運なことに、