女優シャロン・ストーン(66)が、2001年に脳卒中を起こした後、約29億円の貯金と所有物を騙し取られて「無一文になった」と告白した。シャロンは生存率1%と宣告されて手術を受けた後、日常生活に支障をきたすほどの後遺症に苦しんでいた。そんなシャロンを利用した人々が彼女の財産を奪ったという。どん底まで落とされたシャロンが見事回復し、女優業に復帰するまでには、どのような決意があったのだろうか。シャロンは当時を振り返り、辛い経験を乗り越えた時の心情を語った。
映画『氷の微笑』(1992年公開)で一躍有名になったシャロン・ストーンは、40代だった2001年に脳卒中を起こし、生存率が1%だと宣告された。
シャロンは脳内出血が9日間も続いた後、長時間に及ぶ大手術を受け、脳への血流を維持するため、首に23個のプラチナコイルが装着された。
当時のシャロンは臨死体験をしたそうで、2016年にはその経験を振り返り「私はあの時、死んだの。ええ、そう感じているわ」と述べ、「愛する故人達に迎えられ、その後猛スピードで自分の体内に戻ってきた」と語っていた。
また2023年に英誌『VOGUE』のインタビューに応じたシャロンは、脳卒中で倒れて入院後、歩くのに苦労して体重が大幅に減少したことを告白した。
「くも膜下に大量の出血があったの。顔の右側がげっそりとこけて、左足はひどく引きずり、吃音がひどかったわ。」
そんなシャロンは、現地時間9日に公開された米メディア『The Hollywood Reporter』のロングインタビューで、脳卒中から回復するまでの間に起こった衝撃的な事実を明かした。
シャロンは、脳卒中によって脳の働き方が変わったかと聞かれると、このように答えている。
「ある仏教の僧侶が、私は同じ身体に生まれ変わったのだと教えてくれたわ。私は臨死体験をしたことで生き返ったのよ。9日間も脳内で血を流したから、脳が顔の前に押し出された。私の脳は以前と同じ場所になかったのよ。」
シャロンはかつて俳優リチャード・ギアからチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマを紹介され、チベット仏教に改宗している。そのためシャロンは、臨死体験によって仏教における輪廻転生のような経験をしたと考えているようだ。
そしてシャロンは脳内出血を起こした後、