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writer : ac

【海外発!Breaking News】「説明書を読まず」致死的な害虫駆除薬を使用した女、自分は避難も同じアパートの女児死亡(英)

致死量の最大26倍に達していたと推測されており、その日はアパート内の異臭が酷く、頭痛や咳、喉の痛みを訴える人が相次いだ。そしてファティハさんらが病院に搬送された後、消防隊は「危険物による事故である」と宣言して住民を避難させ、アパートでリン化アルミニウムを発見した。

ヤスミンのアパート内に残されていた駆除剤。ファティハさんのアパート内のホスフィンのレベルは、致死量の最大26倍に達していたという(『Tyla 「Family ‘haunted’ as daughter dies on 11th birthday after ‘paying the price’ when neighbour tried to get rid of bedbugs」(PA)』より)

そうして今月18日、ヤスミンには懲役2年、執行猶予2年の判決が言い渡され、150時間の社会奉仕が命じられた。過失致死を認め、ファティハさんの家族に謝罪したが、害虫駆除剤の使用についてはこのように述べたという。

「リン化アルミニウムを使用することで隣人に危険を及ぶとは思わなかった。家族の勧めで駆除剤を手に入れたが、説明書は読まず、有毒ガスの発生については認識していなかった。」

判決にあたり、アレクシア・デュラン判事は「イタリアからイギリスへの飛行中、もし駆除剤の梱包が破損するようなことがあったら、数百人の命を危険に晒す壊滅的な事故に繋がった可能性もあった」とヤスミンの軽率な行動を非難。アパートのオーナーがトコジラミの問題を知りながら適切な対応をしなかったこと、ヤスミンが「トコジラミを確実に駆除したい」と、かなりの量の駆除剤を使用したことなどを指摘した。

ただ一方で、「ヤスミンは大きな罪悪感に苛まれていて、自身の行動が悲劇的な結果をもたらしたことを一生忘れることはないだろう」と語り、執行猶予付きの判決を言い渡したのだった。

奇しくも12月11日はファティハさんの11歳の誕生日で、父親は娘について「よくできた子で聡明だった。誰とでも友達になり、母親を良く助けてくれた」と語り、肩を震わせた。

そしてこのニュースには、次のようなコメントが寄せられた。

「心が痛む。これは悲劇だ。」
「なぜ飛行機に持ち込むことができたのか?」
「彼女は危険を十分に認識していた。自分たちだけ24時間も避難していたのだからね。厳罰に処すべき。」
「自身の怠慢で、少女が亡くなっているのに執行猶予付きなんて、何かが間違っている。彼女は刑務所に行くべきだ。」
「故意でなく、無知だったことが事故の原因。難しい判決だと思う。」

画像は『Metro.co.uk 「Woman who poisoned girl, 11, while trying to get rid of bedbugs spared jail」(Picture: Central News/Web Collect)(Pictures: PA/Central News)(Picture: Crown Prosecution Service/PA)』『Tyla 「Family ‘haunted’ as daughter dies on 11th birthday after ‘paying the price’ when neighbour tried to get rid of bedbugs」(PA)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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