今から4年前、イギリスの12歳の少女がシラミ駆除のシャンプーを使用中に頭に引火し、身体の55%に火傷を負った。16歳になった少女が『The Sun』『Metro』などのインタビューに応じ、火傷やその後の自分の人生について語った。
英ブラッドフォード在住のアリーマ・アリさん(Aleema Ali、16)は2016年12月、学校の寮でアタマジラミに感染したため自宅に戻って駆除することにした。
帰宅した夜のこと、アリーマさんは母親に市販のシラミ駆除シャンプー「Full Marks Solution」をたっぷりと頭に塗ってもらい、説明書の指示通りにしばらくそのままにすることにした。
「少し時間ができたから、母の手伝いでもしようかしら」―そう思ったアリーマさんは、ゴミ出しをしようとベタベタした頭のままでキッチンへと向かった。
しかしこれが、アリーマさんのその後の人生を左右することになってしまった。アリーマさんがゴミを取ろうとキッチンで調理をしていた母に近づいた瞬間、毛髪に火がつき、頭全体が炎で覆われた。こうしてアリーマさんは、上半身を火に包まれてショック状態に陥ってしまう。
すぐに救急車が呼ばれ、アリーマさんは事故から10分後には病院に到着した。しかし顔、頭、腕、胸、腹部、太腿、背中、両手など身体の55%を火傷する重症を負い、集中治療室で2か月間、薬による昏睡状態に置かれた。
アリーマさんは「あの頃私は12歳で、駆除剤の可燃性が高いことを知らなかったの。頭に火がついた時はただ驚いて『このまま死ぬんだ』と思ったわ」と当時を振り返り、