イギリスで今月11日、医師を夢見ていた11歳の女児が死亡した。女児が住んでいたアパートの建物内からは大量の害虫駆除剤が発見されており、住人は「2日前から異臭がした」と明かしている。悲劇的な事故を『The Mirror』などが伝えた。
英イーストロンドンのシャドウェルにあるアパート「ニダ・ハウス(Nida House)」で11日午後4時頃、ファティハ・サブリンさん(Fatiha Sabrin、11)と7歳の弟、母親の3人が意識不明で倒れているところを発見された。
現場にはすぐに救急車が呼ばれ、3人は地元の病院に搬送されたもののファティハさんは間もなく死亡、弟と母親は一命を取り留めた。
事故当時、一家が住んでいたアパートの建物内では異様な臭いが立ち込めていたそうで、住人のトニー・サントス・バビさん(Toni Santos Babi)は「ここ2日ほど、建物内で異臭がしていてね。私は頭痛が酷く、ルームメイトは咳が出て喉の痛みを訴えていたよ」と明かし、このように続けた。
「午後5時頃、ロンドン消防隊がやってきて、私たちの部屋の化学物質の値を測定していった。その時は、トイレからかなり高い濃度の化学物質が検出されたようだった。」
「その後、別のメディカルチームがやってきて再度部屋の測定をしていった。そして午後7時半頃、アパートの住人全員に避難命令が出されたんだ。」
その日は多くの人が体調不良を訴え、