駆けつけたのはホルヘさんが感電してから10分後のことだった。駆けつけたマネージャーがホルヘさんを水中から引き上げたが、ホルヘさんは既に亡くなっていた。リゼットさんはヘリコプターで米アリゾナ州フェニックスの病院に搬送され、3日後に退院したと報じられている。
リゼットさんは今回の事故を受け、「ホテルは電気系統の故障について認識していたはずであり、危険性について宿泊客に警告する標識を設置するべきだった」とホテルの過失を指摘し、100万ドル(約1億5770万円)の賠償金を求める訴訟を起こした。
訴訟を請け負うことになった「PMR法律事務所(PMR LAW)」の弁護士テジ・パランジペ氏(Tej Paranjpe)は、「ホテルには、宿泊客の安全を確保する義務があります。スタッフはジャグジーの装置を緊急遮断(シャットダウン)させることも考えず、事前に故障した危険な設備について宿泊客に警告することさえしませんでした」と述べた。
現在、ソノラ州の警察により詳しい捜査が行われており、証拠を残すため、ホテル側には修理をしないよう求めている。
ちなみに今年4月には米オクラホマ州で、ネックレスがプラグに触れて感電してしまい、16歳青年が首に重度の火傷を負った。首回りの酷い火傷の痕に、衝撃を受ける声が相次いでいた。
画像は『Metro 「Wife sues for $1,000,000 after husband died by electrocution in hotel hot tub」(Picture: @bcsk_sanjeev)(Picture: GoFundMe)』『New York Post 「Crucifix necklace shocks teen nearly to death in freak accident」』『FOX 2 Detroit 「Life-saving rescue of electrocuted boy by Warren police officers: ‘I gotta get him’」』『中時新聞網 「彰化火車站 婦人觸高壓電命危」(謝瓊雲攝)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)