セリーヌ・ディオン(56)が、17年前に病気の症状が現れ始めたことに気付いていたと新たなドキュメンタリーで明かした。その後、セリーヌは稀な神経疾患「スティッフパーソン症候群(SPS)」と診断されたが、ファンに事実を公表する準備ができるまで、何年も症状に苦しんできたという。セリーヌはパフォーマンスを続けるために大量の治療薬を服用したことや、コンサートをキャンセルするためにファンに嘘をついたことなど、悲痛な思いを語った。
歌手セリーヌ・ディオンの新たなドキュメンタリー『I Am: Celine Dion』が25日、Amazon Prime Videoで配信開始した。このドキュメンタリーは、セリーヌが稀な神経疾患「スティッフパーソン症候群(SPS)」と闘う日々を描いたものだ。
セリーヌは、2022年12月に「スティッフパーソン症候群」と診断されたことを公表。2023年5月には、体調不良のため延期していたワールドツアーをすべてキャンセルした。彼女が最後にステージに立ったのは、2020年3月の米ニュージャージー州での公演だった。
そして新たなドキュメンタリーで、セリーヌは初めて自分の健康状態に異変を感じたのが、病気を公表する10年以上前だったと告白した。
セリーヌは「あれは17年前だった。当時の私は声の痙攣(けいれん)を経験したのよ。これが始まりだった」と述べ、