海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】「おじさん、聞いてる?」叔父の遺体を車椅子に乗せ、銀行でサインさせようとした女(ブラジル)<動画あり>

銀行員は「体調が悪そうですよ」と男性の様子を指摘したが、「いつもこうなんですよ。彼は何も言わないんです」と答えたエリカは、「おじさん、気分が悪いなら病院に連れていくけど、また行きたいの?」と男性に再び話しかけた。

車椅子に男性を乗せて銀行を訪れたエリカは、男性の頭を支えていた(『New York Post 「Dead man wheeled into bank by niece was malnourished ― and may have been poisoned: report」』より)

さすがに異常だと感じた銀行員は、すぐに警察へ通報した。しばらくして警察官が駆けつけ、エリカは逮捕された。そして捜査により、車椅子に乗っていた男性はパウロ・ロバート・ブラガさん(Paulo Roberto Braga、68)だと分かり、銀行を訪れる数時間前に亡くなっていたことが判明した。

エリカは警察の調べに対して、自分はパウロさんの姪であることを主張し、嚥下障害があり、酸素吸入をしていて特別なケアが必要だったパウロさんの面倒を見ていたと話したそうだ。パウロさんは前週に少なくとも1回は救急治療室に入院し、肺炎と頻脈であると診断されていた。

また、銀行窓口での様子を捉えた動画のほか、同銀行までタクシーでやって来たエリカが、運転手に手伝ってもらいながらパウロさんを車椅子に乗せる様子を捉えた映像が、ネット上で公開されている。

駐車場の防犯カメラには、タクシーで同銀行を訪れ、運転手に手伝ってもらいながらパウロさんを車椅子に乗せる様子が捉えられていた(『New York Post 「Dead man wheeled into bank by niece was malnourished ― and may have been poisoned: report」(Jam Press)』より)

検死を行った担当官は、誤嚥と心不全が死因であるとし、栄養失調の兆候もみられたと公表した。しかし担当官は毒殺の疑いがあると考え、遺体の胃から採取した血液サンプルを毒物検査に回したと報道されている。

エリカには現在、詐欺による窃盗および死体遺棄の容疑がかけられており、エリカの弁護士は、「今回のエリカの行動は、精神衛生上の問題が影響している可能性がある」と主張した。

このニュースを見た人々からは、「この状況に対応しなければならなかった銀行員が気の毒」「何でも起きる世の中だね」「金のためなら何でもやるのか」などといった声が相次いでいる。

ちなみに先月にもアメリカで似たような事件が発生しており、亡くなった知人を助手席に乗せて銀行へ向かい、現金13万円を引き出した女2人が逮捕されていた

画像は『New York Post 「Dead man wheeled into bank by niece was malnourished ― and may have been poisoned: report」(Jam Press)』『Fox News 「Two Ohio women facing felony charges after propping up dead man in car, driving to bank to withdraw his money」(Ashtabula Police Department)』『西部决策 微博「#男子趁前女友熟睡翻开眼皮刷脸转走15万#」』『Manchester Evening News 「Fraudster jailed for stealing £136,000 from solicitor’s firm using elderly dementia sufferer’s bank account」(Image: Supplied)』『TODAYonline 「Jail for man who correctly guessed ‘888888’ PIN for found bank card and stole S$8,000」(Ili Nadhirah Mansor/TODAY)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

今年3月、米オハイオ州の銀行に亡くなった知人の遺体を車に乗せてやってきた女2人。男性の口座から13万円以上の現金を引き出したとして逮捕された(『Fox News 「Two Ohio women facing felony charges after propping up dead man in car, driving to bank to withdraw his money」(Ashtabula Police Department)』より)

中国・広西チワン族自治区に住む女性が2020年12月、元恋人の男に約275万円を盗まれてしまった。男は寝ている彼女の顔認証でスマホ決済アプリにアクセスし、不正に大金を送金していた(『西部决策 微博「#男子趁前女友熟睡翻开眼皮刷脸转走15万#」』より)

イギリスの弁護士事務所で働く女が、2019年から認知症の女性の口座から2千万円を使い込んでいた。女性はこの事務所に暗証番号を預けて財政管理を任せていた(『Manchester Evening News 「Fraudster jailed for stealing £136,000 from solicitor’s firm using elderly dementia sufferer’s bank account」(Image: Supplied)』より)

シンガポールで2020年4月、ATMに置き忘れてあったデビットカードの暗証番号を偶然にも見破り、まんまと現金を引き出した男。同年11月に有罪判決が下された(『TODAYonline 「Jail for man who correctly guessed ‘888888’ PIN for found bank card and stole S$8,000」(Ili Nadhirah Mansor/TODAY)』より)

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