こう続けた。

「本日、フレデンスボー宮殿で撮影された女王陛下の新しい写真が公開されました。マルグレーテ女王は今日、この場所で家族や友人達とプライベートで誕生日をお祝いします。」

フレデンスボー宮殿は、首都コペンハーゲンがあるシェラン島北部の町フレデンスボーに建つ王室の離宮だ。現在は主に結婚式や銀婚式、誕生日など王室メンバーの重要な行事のために使用されている。

同日、女王は息子フレデリック国王（55）とその妻メアリー王妃（52）、女王の妹ベネディクテ王女（79）とともにフレデンスボー宮殿前の大階段に現れた。4人の傍らには、女王の愛犬“Tillia”が付き添っていた。

マルグレーテ女王は、赤い花柄のシャツにネイビーブルーのジャケットを羽織り、同色のスカートを着用している。片手には杖をついて立ちながら、大きな笑顔を見せている。

ベネディクテ王女は、鮮やかなブルーのトップスと淡いブルーのスカートに、ネイビーブルーのブレザーを合わせている。

フレデリック国王は、チャコールグレーのスーツにブルーのネクタイを合わせたスマートな装いだ。国王の隣に立つメアリー王妃は、ネイビーブルーのブラウスとワイドパンツ姿で、淡いブルーのノーカラーコートを羽織っている。ロングコートの胸には、2022年のマルグレーテ女王の在位50周年記念に王室メンバーに贈られた“ジュビリー・ブローチ”が輝いている。

宮殿前では衛兵交代式が行われ、4人は集まった人々に手を振って挨拶をした。この日、ロイヤルライフガードは、君主の誕生日など特別な日に装う、赤いフォーマルなユニフォームを着用していた。

同日には、コペンハーゲンにある歴史的建造物「旧証券取引所」で大規模な火災が発生した。死傷者などは確認されていないという。フレデリック国王は王室の公式Instagramで声明文を発表し、悲しみを述べるとともに消火作業に関わったすべての人々に感謝を伝えた。

画像は『DET DANSKE KONGEHUS　Instagram「I dag er det Hendes Majestæt Dronning Margrethes 84-års fødselsdag」「Som følge af situationen med den ødelæggende brand på Børsen i København」「Meddelelse fra Hans Majestæt Kongen:」』より
（TechinsightJapan編集部　寺前郁美）