米ミシガン州で今月16日未明、19歳の女が運転するポルシェの横転事故が発生し、2人が軽傷、1人が重傷を負った。飲酒運転と速度超過が事故の原因とみられており、当時の映像が公開されると「回転技を決めるオリンピックの体操選手のよう」「まるで水切り」などと注目を集めた。米ニュースメディア『FOX 2 Detroit』などが報じた。
ミシガン州南東部アナーバーで16日午前4時過ぎ、19歳の女が運転していたポルシェAGの電動スポーツカー「タイカン(Taycan)」がコントロールを失い、縁石にぶつかって宙を舞い、ガソリンスタンドの駐車場に突っ込んだ。
車はその後、火花を上げながら何度も激しく横転し、まるで間隙を縫うように駐車場を突っ切ると、近くの店の前で停止した。
幸いなことに、乗っていた3人全員がシートベルトを締めており、運転手の19歳の女や、彼女と同じ19歳の女性は軽傷で済んだ。しかしながら20歳の男性は車内に閉じ込められて重傷で、駆けつけた消防隊が大型油圧救助器具を使って救出した。そしてユニバーシティ・オブ・ミシガン病院に搬送され、予断を許さない状態が続いていたが、現在は少しずつ回復の兆しを見せているという。
一方で事故後のタイカンはフロントガラスが粉々で、フレームが歪んでフロントは大破した。またタイヤ1本が吹っ飛んで、近くに停めてあった車のフロントガラスを直撃しており、