ベトナムで今月20日、激しい腹痛を訴えて入院した男性の腹部からウナギが摘出された。ウナギは体長30センチとかなりの大きさで、腸を突き破り、消化管内でまだ生きていたという。ニュースサイト『Oddity Central』などが伝えた。
ベトナム、クアンニン省のハイハ地区医療センターに20日午後6時20分頃、同地区で働く34歳の男性がけいれん性の激しい腹痛を訴えて入院した。
ランソン省ロックビン県出身の男性は当時、医師の質問に答えられないほど悶え苦しんでいたそうで、レントゲンと超音波検査を行った結果、消化管内に細長い異物があることが判明した。さらに男性の腸には穴が開いており、腹腔全体に炎症が起きる腹膜炎を起こしていた。
そのため医師は「異物を摘出し、腸への損傷を軽減させるためには手術が最善の方法」と判断。早速、腹部にメスが入れられた。
そうして摘出されたのは体長30センチの“生きた”ウナギで、医師はその後、直腸の壊死した部位を切除して人工肛門を形成した。
男性は術後、軽度の腹部不快感を訴え、現在も病院の監視下に置かれているものの、患部の痛みは和らぎ経過は良好だという。
なお今回の手術で、医師が最も衝撃を受けたのは「ウナギが消化管内で生きていたこと」だそうで、