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ベルギー北西部の動物園で今月14日、雄ライオンが繁殖のためにやって来た雌を襲い、死亡させた。雄はそれまで、一度も攻撃的な側面を見せたことがなかったそうで、関係者は一様にショックを受けている。英ニュースメディア『Metro.co.uk』などが伝えた。
事故が起きたのはウェスト=フランデレン州イーペルのテーマパーク「ベルワールデ(Bellewaerde)」内にある動物園で、雄ライオン“ネスター(Nestor、12)”が雌の“マヤ(Maya、2)”の喉を噛み切り死亡させた。
優れた遺伝子を持つネスターは“ライオン・キング”とも呼ばれ、元パートナーの“タサ(Tasa)”との間に三つ子2組、6頭の子をもうけた。そして事故が起きる2週間ほど前、絶滅危惧種の繁殖プログラムの一環として、ベルギー北部アントワープの動物園からベルワールデに越してきたばかりだった。
一方のマヤも、妹“ヌーマ(Numa、1)”と一緒にチェコ共和国の動物園からやって来たばかりで、スタッフはまず屋内でネスターと雌2頭を柵越しに紹介し、ニオイに慣れさせた。
次に姉妹を別々に外に出し、柵を挟んでネスターに引き合わせた。そして数日経った14日、ネスターとマヤを柵なしで対面させたところ、