アメリカで2017年、犬に襲われ鼻の大部分を失った男性はその後、自ら医師を探し出し鼻の再建手術を受けた。手術は4年間で14回にも及んだものの、鼻は見事に再建され、現在37歳になった男性は人生を取り戻したという。これまでの経過や写真とともに、ニュースサイト『Bored Panda』などが伝えた。
米マサチューセッツ州出身のアンドリュー・コップラブさん(Andrew Koplove、37)は2017年、カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアで犬に襲われ、耳を損傷したうえ鼻の大部分を失った。アンドリューさんは当時、医療機器エンジニアとして働いていたが、鼻は平らで2つの穴がむき出しになり、初期治療後にマサチューセッツ州へと引っ越した。
「あの頃は、自信と自分らしさをなくしてしまってね。外出するのが不安だった。それに人にジロジロ見られたり、『いったい何が起きたのか』と尋ねられるたび、嫌な思いをしたものだよ」と当時のことを語るアンドリューさん。自分の顔をなくしたことで「アイデンティティを失った」と感じるようになり、事故から18か月をかけて鼻を再建してくれる形成外科医を探し出した。
アンドリューさんは当時、多くの著名な外科医に「手術をすると顔が永久に変形する」と言われたものの、決して妥協はしなかった。そしてそんな時にネットで見つけたのが形成外科医パトリック・バーン氏(Patrick Byrne)で、