アメリカの空港で今月1日、ある男性が飛行機のジェットエンジンに入り込んで死亡するというショッキングな事故が起きた。男性は飛行機に乗り遅れたことで非常口ドアを突破し、滑走路に飛び出た。米ニュースメディア『New York Post』が伝えている。
米ユタ州にあるソルトレイクシティ国際空港で現地時間1日の夜、同州パークシティに住むカイラー・エフィンガーさん(Kyler Efinger、30)が離陸前の飛行機のジェットエンジンに飛び込んで死亡した。米ニュースメディア『FOX 13 News』が同空港から入手した映像には、死の直前に不審な行動を取るカイラーさんの姿が映っていた。
ソルトレイクシティ警察によると、事故当日の午後9時52分頃に空港内のテナント責任者から「男性搭乗客が騒ぎを起こしている」と通報があったという。同メディアが公開した映像には、飛行機に乗り遅れたとみられるカイラーさんが、既に閉められた搭乗口ゲートに駆け寄り、無理やりドアを開けようとする様子も捉えられていた。
ドアを開けることができずにいたカイラーさんは、近くにいた空港職員と数秒ほど会話した後、今度は別の搭乗口ゲートへ行き、施錠されているドアを再び無理やり開けようとした。ドアが開かないことで癇癪を起こしたのか、彼は履いていたシューズでガラス窓を叩き割ろうとしていた。
しかしガラス窓がびくともしなかったことから、