米ネバダ州の裁判所で今月3日、暴行罪で裁判にかけられていた男の判決が言い渡された。男は反省の意を示し、執行猶予付きの判決を求めた。しかし執行猶予なしの判決が下されると男は激昂し、裁判官に飛びかかった。男を取り押さえるために複数のケガ人が出たようで、当時の様子を捉えたショッキングな映像には驚きの声が寄せられている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
問題の裁判は今月3日午前11時、米ネバダ州クラーク郡の地方裁判所で行われた。被告人はディオブラ・デローン・レドン(Deobra Delone Redden、30)で、昨年に野球バットで人を襲った件で逮捕、起訴された。
出廷したディオブラは、自身の弁護士の横で「私は手に負えないような人間ではありませんので、刑務所に入るべきだとは思いません。しかし懲役刑が適切だと思うのなら、あなたが判断をしてください」と、メアリー・ケイ・ホルサス裁判官(Mary Kay Holthus)へ静かに訴えた。
反省している様子を見せたディオブラだが、3件の重罪と9件の軽犯罪の前科を持っていた。メアリー裁判官はこうした背景を考慮し、「被告人の過去の行いは受け入れられるものではなく、彼は何かしら報いを受けるべきです」と述べ、執行猶予を付けず、ディオブラに懲役刑の判決を下した。
判決に続いてメアリー裁判官がネバダ州の法律について読み上げると、裁判所の執行官がディオブラに手錠をかけようとした。ところがその瞬間、