米ネバダ州ラスベガスで今月24日、自転車に乗っていた男性をひき逃げした少年2人のヒヤリング(審理)がクラーク郡裁判所で行われた。2人は成人として扱われ、殺人罪などに問われているものの、裁判所では笑みを浮かべる姿が捉えられ、被害者家族の怒りを買った。当時の衝撃的な動画とともに、米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
ネバダ州ラスベガスで8月14日午前6時頃、サイクリングを楽しんでいた元カリフォルニア州ベル市警察署長のアンドレアス・プロブストさん(Andreas Probst、64)に、後方から盗難車(ヒョンデ)が追突。アンドレアスさんは死亡した。
車を運転していたのは当時17歳だったヘスース・アヤラ(Jesus Ayala、18)で、助手席に乗っていたジャミーラ・キーズ(Jzamir Keys、16)が追突の様子を携帯電話で撮影していた。
警察は事故から数時間後、ヘスースをひき逃げ容疑で逮捕したが、当時の動画がSNSに投稿されたことを突き止め、殺人容疑に切り替えた。一方のジャミーラは先月、別の容疑で逮捕された後、ヒョンデ車に乗っていたことが判明し、同じく殺人容疑で拘留された。
これを受け先月、警察は当時の動画を公開し、ヘスースが「レディ(準備はいいか?)」と言った後、赤いTシャツ姿のアンドレアスさんの背後からスピードを上げ、