明け方の暗い住宅街にふいに現れた1頭のシカは、民家の庭先に飾られたクリスマスデコレーションのトナカイに一目惚れしたようだ。本能に従って行動するシカの様子を、玄関の防犯カメラが捉えていたのだが、予想外の結末にシカは困惑、SNSは笑いの渦に包まれた。英デジタルメディア『Newsflare』『LADbible』などが報じた。
アメリカの住宅では11月下旬頃から、室内にはクリスマスツリーを、家の軒先や前庭には様々な電飾が掛けられ、玄関前の芝生にはキリスト生誕のシーンを模したものや雪だるま、サンタクロース、トナカイなどのオーナメントが設置される。屋根の上から前庭の柵までいくつものオーナメントや色とりどりのライトで徹底的に飾る家もあり、ご近所総出で各家の庭先を飾り立てるストリートは地元の観光名所になり、日が暮れると大勢が車で見物にやってくる。
現地時間11月19日、米オハイオ州クリーブランドでは、珍しい客がクリスマスデコレーションの見物にやってきた。
日の出前のまだ暗い午前6時頃、1頭のシカがある民家に侵入し、電飾でキラキラ輝くプラスチック製のトナカイのオーナメントに近づいていった。
玄関の防犯カメラが捉えた映像によると、シカは自身よりひとまわり小柄なトナカイのオーナメントの背後に回り、