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writer : ac

【海外発!Breaking News】ゴールデンレトリバーが授乳! 育児放棄された絶滅危惧種のリカオン、3匹がすくすく成長中(米)<動画あり>

24時間体制で監視し献身的に世話を続けたにもかかわらず8匹のうち5匹が死んでしまったそうだ。ただ、キャシーはリカオンの子が離乳するまでの4週間、しっかりと授乳を行い、キャシーが産んだ子犬たちは全て、新しい家族に迎えられたという。

キャシーの子犬たちと一緒に離乳までの1カ月を過ごしたリカオンの子供たち。スタッフが24時間体制で監視を続けたにもかかわらず、8匹のうち5匹は死んでしまったという(画像は『Potawatomi Zoo 2023年12月14日付Instagram「We’re so excited to finally introduce you to our youngest residents」』のスクリーンショット)

こうして生き残った3匹は現在、生後12週に成長し、個体を見分けるために色分けした色そのままに“ブルー(Blue)”、“レッド(Red)”、“オレンジ(Orange)”と呼ばれており、遊ぶことが大好きで、好奇心旺盛、健康で元気に育っているそうで、SNSにはこう記されていた。

「3匹は困難なスタートを切りましたが、我が動物園では彼らの未来が明るく素晴らしいものであることを望んでいます。」

そしてこの投稿には、「キャシー! ありがとう」「5匹が亡くなったことは残念だけど、キャシーはヒーロー」「可愛い3匹を早く動物園で見たいな!」「動物園のスタッフに感謝」といったコメントが寄せられており、テックインサイト編集部からも3匹の成長を楽しみにしていることを伝えている。

なお同園では当初、「3匹をブルー、モーリス、コルビーと再び一緒にしよう」という計画を立てていたが、ブルーたちの子供たちへの興味が薄いことから変更を迫られていた。そのため現在は、「子供たちが成体の3匹の近くで成長することで、リカオンらしい自然な行動を学ぶことができれば…」と期待を込め、ブルーたちが暮らす隣に子供たちのための家を建てているとのことだ。ただ将来的にはブルーらと合流させるか、他の施設に3匹を移動させることになるという。

生き残った3匹のリカオンは生後12週に成長。遊ぶことが大好きで、好奇心旺盛、健康で元気にすくすく育っているという(画像は『Potawatomi Zoo 2023年12月14日付Instagram「We’re so excited to finally introduce you to our youngest residents」』のスクリーンショット)

ちなみに同園のInstagramによると、リカオンはアフリカ大陸のサハラ砂漠より南にある「サブサハラ・アフリカ」原産だという。人間との衝突、生息地の分断化、病気などによって生息数が減少し、野生の成体数は7000匹未満で絶滅危惧種と考えられているそうだ。またパックは再優位の雄と雌が率いており、狩りはアフリカの捕食者では珍しく日中に行う。狩りの際は複雑な声を出して仲間とコミュニケーションを取るそうで、その成功率はアフリカで最も高い60%以上という。

画像は『Potawatomi Zoo 2023年12月14日付Instagram「We’re so excited to finally introduce you to our youngest residents」』『Interspecies friendship 2020年11月8日付Instagram「I can’t believe the weekend is over already」』『ПАРК БЕЛЫЙ ЛЕВ ВЛАДИВОСТОК 2020年9月25日付Instagram「Добрый вечер, дорогие наши」』『Sunshine Dog Rescue 2020年8月25日付Instagram「Snack and cuddle time with mama.」』『Hürriyet Daily News 2020年4月26日付「Kitten adopted, fed by pregnant dog in Turkey」』『Daily Star 2020年10月29日付「Dog adopts seven baby opossums after their parents tragically die in forest fires」(Image: Talita Peixoto/Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

豪クイーンズランド州のある家で飼われているスタッフォードシャー・ブル・テリアが2020年9月、散歩中に草むらの中で怪我をして動けなくなっているカササギを見つける。飼い主が自宅で世話をすると、スタッフォードシャー・ブル・テリアとカササギの間に親子のような強い絆が生まれたという(画像は『Interspecies friendship 2020年11月8日付Instagram「I can’t believe the weekend is over already」』のスクリーンショット)

ロシアにあるホワイト・ライオン・パークで2020年9月、オスとメスのライオンの赤ちゃんが誕生した。しかし母ライオンが育児放棄したため、園長がジャーマンシェパードのもとに連れていくと、ライオンの赤ちゃんに授乳を始めたという(画像は『ПАРК БЕЛЫЙ ЛЕВ ВЛАДИВОСТОК 2020年9月25日付Instagram「Добрый вечер, дорогие наши」』のスクリーンショット)

動物保護団体の創設者は2020年7月、米アリゾナ州で1頭のメス犬を見つけた。この犬は妊娠していたが、5匹全ての赤ちゃんを亡くしてしまった。しかしその後、孤児の子猫のママ代わりになったという(画像は『Sunshine Dog Rescue 2020年8月25日付Instagram「Snack and cuddle time with mama.」』のスクリーンショット)

トルコのある家で飼われている妊娠中の犬は2020年4月、母親のいない赤ちゃんネコを我が子のように可愛がり、ついには授乳まで始めていた(画像は『Hürriyet Daily News 2020年4月26日付「Kitten adopted, fed by pregnant dog in Turkey」』のスクリーンショット)

ブラジルのある女性は2020年、友人から孤児になった7匹のオポッサムの赤ちゃんの世話を託された。すると飼っているメス犬が、オポッサムの赤ちゃんたちを受け入れたという(画像は『Daily Star 2020年10月29日付「Dog adopts seven baby opossums after their parents tragically die in forest fires」(Image: Talita Peixoto/Newsflash)』のスクリーンショット)

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