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writer : ac

【海外発!Breaking News】ドアをノックして4年のツル、女性に子を披露 さらに巣立った子がつがいの相手を紹介(米)<動画あり>

米フロリダ州在住のある女性の庭に今から4年前、1羽のカナダヅルがやって来た。女性の家は湖に近く、ツルはその後、頻繁に庭に現れるようになったという。4年をかけて育まれた女性とカナダヅルの温かいストーリーを、YouTubeチャンネル『The Dodo』が伝えた。

フロリダ州中央部の湖のそばに住むヨガ・インストラクターのオータム・コーチェラさん(Autumn Cochella)は、2019年のある日のこと、自宅の庭にオスのカナダヅルがいることに気付いた。オータムさんの家の広い庭にはツルの餌となる植物や葉、昆虫、ミミズなどが豊富なうえ、小鳥のための粒餌を撒いていたそうで、ツルはその後、ほぼ毎日のように姿を見せるようになった。

オータムさんは“カール(Carl)”と名付けたそのツルについて、このように振り返る。

「我が家の庭にやって来るようになったカールは頭が良く、親分肌なところがあってね。自分よりも先に別の鳥たちが粒餌を平らげてしまうと、家のドアをくちばしでノックするようになったの。それは時に執拗で、私は当時『カール、去りなさい』と玄関の防犯カメラを通して呼びかけたものよ。」

頭が良く、親分肌なところがあるというカール。オータムさんの家の広い庭にやってきて、植物や葉、昆虫、ミミズなどを食べるという(画像は『Carl the Crane 2023年10月16日付TikTok「Carl is all of us on Monday.」』のスクリーンショット)

実はツルの餌やりは法律で禁止されているそうで、カールがありつけるのは小鳥用に撒いた粒餌だけだった。それでもカールは餌を求め、家のドアをノックするようになり、オータムさんは時には「またか」と思いながらも、カールとのやり取りを楽しむようになったという。

ただカールは粒餌が大好物というわけでもないそうで、庭の土の中にいるミミズなどを探してせっせと食べ、オータムさんの庭でくつろぐようになった。

オータムさんは「カールは自分がカールと呼ばれていることをちゃんと分かっているの。今でも一日平均4回は、スマホに玄関の防犯カメラからの通知が届くし、時には夫が昼寝をしていようが、私がテレビを見ていようがお構いなしで、両脚で玄関のドアをキックすることもあるくらいなの」と苦笑する。

ただオータムさんも慣れたもので、在宅中はカールと挨拶するために家の外に出てみたり、時には足に絡まった釣り糸の処置をするためにレスキュー隊を呼んだりと、カールとの絆は年々深まっているという。

またカールがやって来るようになってしばらくすると、

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