妻子とともにシンガポールの公団住宅に暮らすFacebookユーザー名「テディ・ホーさん(Teddy Ho)」が、このほどにSNSに投稿した動画が物議を醸している。室内防犯カメラが捉えたのは、リビングルームの床タイルが突如大きな音とともに弾けて割れる、なんとも不思議な光景だった。シンガポールのニュースメディア『Mothership』が伝えた。
「これ、今日の午後にウチのリビングで起きたことなんだけど、DIYで直すのは無謀?」
シンガポール北東部の新興住宅地センカンで、HDB住宅(住宅開発庁が提供している分譲集合住宅)に暮らすテディさんは、現地時間10月8日に撮影された室内防犯カメラの動画をFacebookのグループページ「Singapore Home DIY」に投稿した。
そこには人気のないリビングルームで、ポップコーンが爆ぜるような大きな音を立てながら、白い床タイルが突如はじけて割れる瞬間が映し出されていた。
居住するHDB住宅の築年数やテディさんの入居年数は明らかにされていないが、センカンは2000年以降に開発が急速に進められた地域で、新築のHDBが多いという。一体何が原因なのだろうか。
シンガポールのニュースメディア『The Straits Times』に、2018年1月17日付の気になる記事があった。HDB住宅でタイルが飛び出たり外れたりする問題が2018年1月前半だけで700件も発生したという。気温の大幅な変化、施工や品質の問題、磨耗と劣化などが原因で発生することがあるそうだが、どうやらテディさんのリビングルームの床も同じ問題を抱えていたようだ。
住宅開発庁は、築15年以下などの一定の要件を満たす人には費用の一部補償を行っているが、