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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】検査結果の異変を“機械エラー”と誤診された男性 悪性腫瘍が判明し、12日後に死亡(英)

脳のCTスキャン検査で異変があったにもかかわらず、担当医が「機械のエラー」と判断し、のちに悪性腫瘍が判明したケースが注目を集めている。別の病院で余命3か月と診断されたイギリス在住の25歳男性は、この診断からわずか12日後に亡くなった。英ニュースメディア『Metro』などが伝えている。

英ロンドン南東部にあるクレイフォード在住のジョシュア・ワーナーさん(Joshua Warner、25)は今年6月26日、激しい頭痛に襲われた。当初はただの片頭痛だと思っていたが、2週間も続いたため、7月12日に「ダレント・バレー病院(Darent Valley Hospital)」を訪れた。医師が頭痛の原因を探るために血液検査や尿検査を行ったところ、炎症の初見が見られたという。さらにCTスキャン検査を行い、腹痛の症状はなかったものの、虫垂炎と診断された。医師から「頭痛は虫垂炎に関連する痛みです」と説明されたジョシュアさんは、翌日に虫垂炎の切除手術を受けた。

手術を終えた翌日に退院したジョシュアさんだったが、数時間後に体調不良に見舞われ、再度病院を訪れてCTスキャン検査を受けることになった。この時の検査で、ジョシュアさんの脳に異常所見が見られたが、担当医は「機械のエラーです」と話し、ジョシュアさんをそのまま家に帰した。

虫垂炎と診断されたジョシュアさんは、虫垂炎の切除手術を受けた。しかし退院後、数時間ほどで体調不良を起こし、すぐに病院に戻ることになった(画像は『Metro 2023年9月28日付「Dad, 25, dies after doctor ‘thought tumour was a computer error’」(Picture: Eve Pateman / SWNS)』のスクリーンショット)

8月に入っても症状が改善されなかったため、ジョシュアさんは何度も病院を訪れた。「追加の検査で確認してほしい」と訴えて救急外来を訪れたこともあったが、担当医は「救急外来は命に関わる人が来る場所です。あなたの頭痛は命に関わるほどのものではありません」と話したという。

埒が明かなかったことから、ジョシュアさんは別の病院に電話し、MRI検査を受けられないかと相談した。しかしジョシュアさんは痛み止めなどの薬を飲んでいたため、4週間ほど薬を中断した後に検査を受けることになった。

薬の服用を中止したジョシュアさんだったが体調は悪化し、8月16日に祖父母の家の浴室で倒れてしまい、救急車で「クイーン・エリザベス病院(Queen Elizabeth Hospital)」に搬送された。そしてCTスキャン検査を受けると、

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