中東では、ライオンやクマなどの野生動物をペットとして飼うことが富裕層の間で人気となっている。このほどドバイ国際空港で、飛行機の貨物室に積まれていたクマが木枠のクレートから抜け出してしまい、離陸に遅れが生じた。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
アラブ首長国連邦を構成する国のひとつであるドバイで現地時間4日、ドバイ国際空港からイラクの首都バグダッドに向かうイラク航空の旅客機に3時間半ほどの遅れが生じた。原因は、子供のクマが木枠のクレートから脱走して貨物室の中を歩き回っていたからだった。
当時の様子を捉えた動画には、空港職員と思われる人物が、旅客機の貨物室のドアを開けて中でうろつくクマの頭を撫でる様子が捉えられていた。米ニュースメディア『New York Post』が伝えたところによると、イラク航空から「クマは派遣された野生動物の専門家によって鎮静状態に置かれたのち、搬出された」と声明があったという。
また、イラク航空によると「クマはバグダットからドバイに輸送された」とのことだが、機内の様子を捉えた動画では、