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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】爪やくちばしまで全身が真っ白なカラス 3万分の1の珍しい発見(米)

アメリカの野生動物保護団体が現地時間7月11日、白いカラスを保護したことをFacebookで公表した。真っ白なこのカラスの目はピンク色をしており、遺伝子疾患の1つであるアルビノであることが分かった。アルビノのカラスが誕生する確率は3万羽に1羽と言われており、「なんて美しいんだ」「魔法のよう」などの驚嘆の声が寄せられていると、米ニュースメディア『Fox News』などが伝えている。

珍しいカラスを保護したのは、米コネチカット州キリングワースを拠点に活動する野生動物保護団体「A Place Called Hope」だ。現地時間7月11日のFacebook投稿で、「野生動物リハビリセンターで働いていると、どんな動物が助けを求めてやって来るのか、その時まで全く分からないので、毎日が冒険のようです。今日、私たちはアルビノのウオガラス(Fish Crow)を保護しました。専門家によると、アルビノのカラスは3万羽に1羽しかいない、非常に珍しい存在です」と報告している。

アルビノは先天的な遺伝子疾患の1つで、遺伝子変異によりメラニンの生成が不可能となる。これにより肌や目などの色を生み出すことができないため、全身が白いという症状が現れる。アルビノと似た症状に“白変種”と呼ばれるものもある。通常よりもメラニンの生成が少ないために白っぽく、体の色素が薄いのが特徴だが、目には色がある。ホワイトライオンや、ホワイトタイガーが白変種としてよく知られる。なお、カラスの1%は白変種だとされる。

アルビノと白変種の大きな違いは、目の色である。アルビノは目を黒くするための色素を生成できないため、赤っぽい色になる。通常のカラスは爪の先まで黒いはずだが、今回保護されたカラスの写真を確認すると、爪先や足、くちばしも全て真っ白であることが分かり、ピンク色に近い目をしていた。このことから同団体は、

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