ウィリアム皇太子夫妻が、3人の子供達とともに世界最大の軍用機の祭典「ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー」を訪れた。家族5人がフェアフォード空軍基地に到着すると、昨年9月に故エリザベス女王の棺を運んだ巨大な輸送機の内部に向かった。会場では展示されている空軍機を見学するなど、家族で楽しいひと時を過ごしたようだ。
英グロスタシャー州にあるフェアフォード空軍基地で現地時間14日、3日間にわたる英軍空軍の航空ショー「ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー(Royal International Air Tattoo、以下RIAT)」が開幕した。
RIATは世界最大の軍事航空ショーであり、今年のイベントは過去最大のスケールだという。会場では英空軍のアクロバット飛行隊“レッドアローズ”による航空ショーに加え、世界58か国から集まった250機以上の飛行機が展示されている。チケットは毎回完売となり、会場には連日多くの観客が訪れている。
ショーの初日には、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が、ジョージ王子(9)、シャーロット王女(8)、ルイ王子(5)を連れて家族5人でショーの見学に訪れた。3人の子供達は英バークシャー州の「ランブルック・スクール」で学んでいるが、すでに学期末を終えて夏休みに入っている。
会場に到着したウィリアム皇太子一家は、ウィル・エセックス中佐らに出迎えられた。この日はあいにくの雨に見舞われたものの、一家は周囲に集まった多くの観客に笑顔で手を振っていた。雨が降りしきる中、空上では数機の航空機が飛行していた。
一家が最初に向かったのは、イベントの主役のひとつである王立空軍輸送機「グローブマスターC-17」だ。この輸送機は、